現代の海賊
現代の海賊
最近海賊の日本人拉致事件のニュースがTVで騒がれています。私もはじめてそのニュース耳にしたときは「今の時代に海賊?!」と、信じがたい気持ちでした。
私の頭に浮かぶイメージは映画でやっているような、片手がでっかい釣り針。目が伊達正宗のように眼帯のようなものをつけている。子分たちの服装は青白の横シマストライプ。と、こんな感じです。
実際は全然違うのでしょうけど、事件があったマラッカ海峡では海賊の出現は日常茶飯事みたいですね。今日までの事件の経緯を下記の通りです。
日本時間3月14日 午後7時半
マレーシア・ペナン島沖で「韋駄天」が海賊に銃撃される。海賊は井上船長ら3人を拉致し、船舶国籍証明や船舶用携帯電話を奪って逃走
3月15日 午前0時半
外務省が対策本部を設置
同日 午後5時
韋駄天がペナン島近くのバタワースに到着。マレーシア海上警察が無事だった船員らから事情聴取
3月17日
船主の近藤海事の近藤観司社長が現地に到着。無事だった船員らを激励
マレーシア警察がペラ州沿岸で襲撃船と同じ船籍番号の漁船を発見したと明かす。乗っていたマレーシア人1人、タイ人4人の計5人の話から海賊グループに脅され利用されたことが判明
3月18日
マレーシア警察が、中部ルムット近郊の警察で韋駄天の船員らと漁船の乗員らを対面させて事情聴取
3月20日 午後6時
韋駄天がインドネシア・バタム島に向け出港
3月21日
井上船長から近藤社長に電話があり、3人の無事解放が判明
同日 午前11時
タイ南部サトゥンで、近藤社長と3人が再会
ニュース等を見ている限りこんな感じです。なぜ無事に開放されたのか、身代金はいくらでどうやって犯人にわたされたのか全然分りません。ただ3人が無事に帰ってきて良かったというだけです。(一番大切なことですが)
私はこの海賊事件は国家ぐるみで行われている仕組まれた計画的犯行なのではないかと思います。それは次の記事から推測しました。
マラッカ海峡は全航路がマレーシア、シンガポール、インドネシアの領海にかかり、公海ではない。同条約の解釈に従うと、マラッカ海峡で発生する領海内の襲撃・拉致事件は海賊行為ではなく、武装強盗となり、領海国の警察当局が担当する。海上保安庁は韋駄天の襲撃事件後、巡視船派遣に備えていたが、事件を管轄するマレーシアが「主権の侵害につながる」と受け入れを拒否した。
海賊は、国際的な海賊対策協力が築けない同海峡の限界を逆手に取っている。船を乗っ取って公海上を動き、積み荷と船を各地で転売する旧来型の海賊行為が減少し、領海内での身代金目的の拉致事件が増えているのもこのためだ。
日本が輸入する原油の約9割がこの海峡を通るそうです。同じ事件が起こらないようにしっかり対策をしてほしいですね。そしてもっと日本は東南アジア諸国ニ交流するべきだと、個人的な意見を言わせていただき本日のArticleとさせていただきます。