スモークフィルム施工プロの技
先日お客様車(セルシオ)のスモークフィルム張替えの依頼ェありまして、知合いの業者に出張で来てもらい私も手伝いがてら見学させてもらいました。張り替える場所はリアのドアガラス2枚です。
自分も個人的にカー用品店でフィルムを買ってきて、自分の車に貼り付けたことはありますが所詮は素人、なかなか綺麗には貼れません。そこでこのチャンスにじっくり見ておこうという訳です。
まずは古いフィルムを剥すところからですが、これなら自分にもできると早速剥がしはじめたのですが、そこでいきなり親方(知り合いの業者)に×を頂きます。一番先にドアの内張りをはずす。との指示。
フィルムが内張りの中まで入っているらしく綺麗に剥がして、新しく貼るには内張りなど外せるものは先に外すそうです。
内張りを外し今度こそ古いフィルムを剥がそうと力一杯に剥がしていたら、またもや×。ただ適当に力を入れて剥がそうとすると古いフィルムは直ぐに破けてしまい、ノリもガラスに残ります。
古いフィルムの剥がし方はゆっくりと出来るだけ大きく、フィルムを垂直に引っ張って剥がしていきます。そうするとあら不思議。ノリも殆ど残らず綺麗に剥れてしまいます。
フィルムを剥がし終わったら次はガラスに残っているノリを綺麗に落とす作業。これはスクレイパーというカッターのようなものでガラスを擦ってノリを落とすのですがこれも適当にやっていたら×。
スクレイパーで擦るときは上下方向に擦るそうです。横方向に擦るとガラスに傷がつきやすくなるそうです。この時点で自分は手伝っているのではなく邪魔をしていると警告され、見学に専念することを余儀なくされました。トホホ...
ここからはプロの作業だけを書いていきます。すばやくスクレイパーで残っているノリを削り取り、次にフィルムを張る面をコンパウンドで磨きます。理由は後で書きます。
次にガラスの外側の面を使ってガラスの形にフィルムをカットします。いとも簡単にカッターで切っていましたがこの形道理綺麗にカットするのが結構難しいそうです。
カットが終わったらフィルムの保護膜を一旦剥がし、霧吹きを沢山かけてまた貼り付け、クルクルと巻物のように巻いて保管します。
次にフィルムを張る面に霧吹きをかけ、へらでゴミを取り除きます。そしてすばやくカットしたフィルムを貼り付けてしまいます。このとき多少フィルムの位置がずれていても、コンパウンドで磨いたおかげナ位置が調整しやすいそうです。
位置が決まったらへらで水分や空気を取っていき完全に貼れたらOKです。このときへらの先にはキッチンペーパーのようなものを巻いていました。
後は外した内張りを取り付けて完成。さすが職人。段取りよく素早い動きに感動してしまいました。自分がいなかったらもっと早かったかも知れませんね。
このようにワールドモーターサービスでは出張にてフィルム加工なども受け付けます。お気軽にお問合せください。ちなみに私は貼りませんのでご安心ください?!