月額200円でETC?!
●ズラーと並んで料金支払い待ちの間をスーッとすり抜け、遮断機がすっと上がり何事もなかったように通り過ぎる。ETC装着車両に乗っていて気持ちいい瞬間です。
●ここ最近では画期的な自動車装備品であるETC。すごく便利ですが、なぜか普及速度が遅い。それはセットアップ料金や機械の購入・取り付け金額が高いためにETC装着をためらっている人が多いみたいです。
●国土交通省は平成17年の秋ぐらいからETC車載器リースを月額200円程度ではじめる計画があるそうです。
●その理由としてETCサービス開始当初に見込んでいたよりも大幅に普及率が悪く、それを見込んで生産したETCメーカーや料金所設ニ者がETC車載器無料配布を提案しました。当時の旧建設省は「料金設備の拡充と地道な割引サービスなどで普及を待つ」と、得意の問題先送り姿勢。道路公団の財政難もありETCによる高額な割引やETC無料配布も出来なかったようです。
●その後道路公団民営化が浮上し高速道路料金制度に批判が集中し、方針が転換してETCリース制度導入になったようです。
●ちなみに海外のETC事情はというとアメリカでは簡単な通信方法で機械は30~50ドル程度。欧州でも通信方式が日本の双方向方式ではなく単純な一方通行型を採用しています。同じアジアのシンガポールも本体は8000円程度でレンタル制度もあり世界的にはETCはお手軽な装備だそうです。
●お役所の縄張り争いや、道路族議員と道路公団、その他の利権関係が複雑に絡み合ってユーザー本位ではなくなっているETC。リース導入でお客様(国民)側になってくれればいいのですが。