葬儀
お坊さんのお供養が淡々と木霊する葬儀場。
新調した礼服で私は立ってお辞儀を繰り返していました。
参列者の皆さんが焼香している姿を
ぼんやりと眺めてはお辞儀を繰り返す。
そう私は親父の葬儀に喪主として
参列していました。
時より目の前の光景が歪み出します。
そのたびにハンカチで眼を抑え、
そしてじっとお経に耳を傾ける。
親父は平成30年5月29日
自宅で静かに息をひきとりました。
まだ70歳になったばかり。
その早すぎる生涯を終えたのです。
大勢の方々に
お通夜、告別式とご参列いただきました。
本当にありがたい限りです。
ご香典をいただきました皆様、
お花をいただきました皆様、
深く感謝いたします。
お葬式が終わって、
また何事も無かったように
通常の日々が始まりました。
今はただ精一杯
毎日を過ごすのみです。
今まで以上に家族、親族共に
楽しく暮らしていこうと思ってます。
親父に対する親孝行だと思って。