リアルタイム交通事故速報
リアルタイム交通事故速報
先日友人の車が追突事故に巻き込まれてしまい、車の右後ろ部分を大破。本人も軽い鞭打ちになったようです。俗に言うお釜をほられたというやつです。
自動車事故というと付いてまわるのが自動車保険です。しかし今回のような追突事故で過失割合が100:0の場合は保険会社は基本的に動いてくれません。これは意外と知られていないと思いますが自動車保険というのは相手に100%過失がある場合は相手と交渉すらしてくれないのです。
普通に考えると追突した方(加害者)が100%悪いわけですから追突された方(被害者)は保険会社を使うどころか何もする必要はない。と、思いがちですが今回の場合はそうもいかないのです。
実は加害者の方は自動車保険に加入していなかったようなのです。しかもその相手方は仕事中だったので、会社の営業車だったのです。普通会社の営業車で任意保険未加入なんて信じられないかと思いますが、実際は結構ある話です。
さらに今回の事故は3台の玉突き事故です。前2台の修理代を全額払わなくてはいけません。真ん中の車は分らないのですが、先頭の友人の車は損害額60万ぐらいです。真ん中の車両も最低同じくらいはかかるでしょう。
こうなると直接その会社と交渉しなくてはいけません。当然相手側は少しでも支払いを少なくしようとしてきます。こういったパターンの場合は非常に話がこじれたりします。時間もすごくかかり、場合によっては何年も修理代をもらえないケースもあります。
これではどちらが被害者か分らなくなっています。被害者の保険で弁護士費用特約などの特約が付いていればまだ相手との交渉を任せることも出来るのですが。
Kいこの友人は車両保険に加入していて最悪自分の保険で車を修理することが出来ます。それにしたって来年から保険料は上がってしまいまし、100%被害者なのに自分の保険を使うなんて心中穏やかではないですね。
このようなパターンで車両保険を使うと加害者への損害賠償請求を保険会社が被害者に代わってします。そこで賠償金をもらえても被害者の方に返ってくるわけではないのです。
そこで、おや?っと思った人は鋭いです。保険会社はお客様が車両保険を使用した場合、来年度の保険料で支払った保険金を補填します。なおかつ加害者から修理代を請求するのです。実質二重取りなのです。
このように保険会社は絶対損をしない仕組みになっています。そんなときに被害者の立場になって協力してくれるのが保険代理店です。時には相手との交渉、示談などをやってくれます。今流行の安いだけの外資系自動車保険会社がそこまでやってくれるとは思いませんね。
今回の事故は相手側にとりあえず修理代、レッカー代、代車代を請求するところまでやっています。今後どうなるかはまたこの記事にてお知らせします。