TAKEO KIKUCHIと大宮そごう
TAKEO KIKUCHIと大宮そごう
ふと気がつくとそこは牛革の香りがほのかに漂う一軒の靴屋にいました。場所は大宮そごうの6階紳士服フロアの一画での出来事でした。お店の中を一周して眼に留まったのがTAKEO KIKUCHIの革靴でした。
手にと取って見てみると非常に品のいいデザインでしっかり作ってあり丈夫そうな印象でした。色は黒、ベージュ、茶色の3種類で私ははじめにベージュが眼に留まったのですが、その靴に合うスーツを持っていないことに気がつき狙いを茶色に絞りました。
いつもは無難な黒を選ぶのですがこの革靴のデザインを生かすのであればベージュか茶色だ。などと勝手に思い込んでいました。
もう一度店内をゆっくりと一周してやはり気に入ったものがなく、その茶色い革靴を眺めていると間髪いれずに店員が「こちらの物(革靴)は非常に丈夫にできていますよ」とアピール攻撃。
何か言い返したかった私は「(私は)黒系のスーツしか持っていないのでこの茶色は合いますか?」
店員「この色でしたら大体何にでも合いますよ。」「ほら私も今日は黒のスーツに茶色の靴ですよ。」「変ではないでしょう。」
確かに黒のスーツに茶色の革靴を履いており、私の反撃は意図も簡単にかわされてしまいました。これに気をよくした店員は次から次へと商品アピール攻撃の手を休めません。もはやノックアウト寸前のところまで追い込まれた私は、一言「これの27cmはありますか?」店員満面の笑みで「直ぐに持って参りますので、少々お待ちください。」
店員の勝利です。ちなみに価格は税込み¥24150也。いままで買った靴の中では最高額です。レア物のエアージョウダンを買った気分です。
なんで「そごう」で靴を探したかといえば知り合いから¥8500で買い取った額面¥10000の商品券を使えるところが私の住んでるあたりだと大宮そごうぐらいしかなかったのです。
TAKEO KIKUCHIと言うブランドは買ってから気が付きました。家に帰ってネットで検索してみましたところ、知る人ぞ知る。と言ったところでしょうか。ちなみにこの革靴と一緒に着こなす背広はアオキで上下¥29800です。