自動車リサイクル法ってなに??
今年(平成17年)1月から自動車リサイクル制度が始まりました。(リサイクル促進センターhttp://www.jarc.or.jp/index.html)これからは新車を買うときにリサイクル料金を前払いしなくてはいけません。現時点登録済みの車両は車検時に支払うことになります。
ヴィッツ、マーチクラスの車両なら約1万円。クラウン、セドリッククラスは約1万5千円とまた余計に費用がかかることになりました。
ただでさえ決して安くない(というより世界一高い)税金を払って自動車に乗っているのに、そこからさらに搾り取るのです。
日本は世界的に見ても自動車産業が盛んな国なのに、これではその日本人が車に乗ることが出来なくなります。おかしいと思いませんか??貧乏人は車に乗るな。自転車にでも乗っていろ。と、いっているのと同じです。
いきなり愚痴をこぼしてしまいましたが、このリサイクル制度とは大体次のような感じです。
現在地方都市の山林には不法投棄された車が山となっていて、その数は18万台にも上るといわれています。車を廃車するには多少のお金がかかり、それを惜しんで捨ててしまう人が沢山いるようです。
車の後始末は本来その車の持ち主が行います。そんなことは常識なのですが、その常識が守られないので、最初から自動車全部に処理費用を上乗せしてしまおうということなのです。
さらに業者に出しても解体車からでたシュレッターダストと言うゴミがやはり不法投棄されているのです。そこでリサイクル制度では新しく認可した業者に車の解体をさせて、そこから出たシュレッターダストを自動車メーカーが引き取り処理の責任を負うことになっています。
これによって自動車メーカーがゴミのでにくい自動車の開発をすすめると言う狙いがあるようです。
一般ユーザーによる車両不法投棄も業者による産廃不法投棄も長引く不況が少なからず影響していると思いました。TVのニュースでは輸出が好調だの国民GDPが数パーセント上昇だの景気は上向きだの言っていますが、末端の庶民の暮らしは良くなるどころか、ますます悪くなっている気がします。
そこに来てリサイクル法によるリサイクル料、実質的に自賠責保険料値上げを走ッに負担させてしまえば、消費が悪くなるのは目に見えています。そんなことは承知でやっている日本は(財政が)本当にまずいのだと実感してしまいます。なんせ国の借金は1000兆円と言われていますから。
話がそれてしまいましたがとにかく始まってしまったリサイクル法、でもそんな法律を作った政治家を選んだのは我々国民なんですねぇ。