車のメンテナンス オイル交換編
車のメンテナンス オイル交換編
先日、ガソリンスタンド無料点検を勧められお願いしたところお決まりのように「エンジンオイルが少々汚れている」との事で、オイル交換を進められました。
そのときのやり取りです。
私「いったいどのくらいで交換するのものなんですか?」
店員「3000kmまたは3ヶ月ぐらいのオイル交換をお勧めします。」
私「今日は急いでいるのでまたお願いします。」
店員「わかりました。でも早めに交換したほうがいいですよ。」
こんなやり取りは良くあります。
それでは実際はどれくらいの頻度で行ったほうがよいのでしょうか?
オイル交換は、3,000~5,000km毎に、というのが、なんとなく常識になっているようです。この常識の出所は、ほとんど、カーショップやガソリ塔Xタンドのアドバイスからです。
オイル交換に無頓着なユーザー、オイルの知識が無いユーザーへの親切なアドバイスです。
自動車メーカーの交換時期の目安を見てみてみます。
トヨタのメンテナンスガイドによると
http://toyota.jp/carlife/service/m_guide/shoumou/01_1.html
一般のガソリン車は 15,000km または 1年
ターボ付ガソリン車は 5,000km または 6ヶ月
ディーゼル車は 5,000~20,000km または 半年~1年
☆シビアコンディション(普通より過酷な使用)では
一般のガソリン車は 7,500km または 6ヶ月
ターボ付ガソリン車は 2,500km または 3ヶ月
ディーゼル車は 2,500~10,000km または 3ヶ月~1年
と、このような感じです。他のメーカーも殆ど一緒です。
私個人もこのくらいの基準で問題ないと思います。
ポイントは
1、車種によって交換の目安は違う。
2、オイルの種類による性能の差は、それほど大きくない。
3、車の使用条件による差は、大きい。
4、交換そのものよりもオイルの量のチェック
こんなろころでしょうか。とくに4番目のオイルの量は気にしたほうがいいと思います。オイルが多少劣化していてもエンジンはすぐに壊れませんが、オイルの量が無くなってしまうと壊れてしまう可能性が極めて高くなります。
エンジンオイルのレベルチェックは、説明書を見て、自分でできようになるといいですね。やってみると、意外と簡単です。普段聞いているエンジンの音がカラカラ、ガラガラ、コンコン、などと異音が出てきたら要注意です。すぐにオイル量をチェックするべきです。
以前勤めていた会社のお客様で新車から2年3万5千キロオイル交換をしないでエンジンを壊してしまった人がいました。基本的なメンテナンスをしていなかったのでメーカー保証も受けられません。
上記は非常に極端な例ですがオイルはエンジンにとって人間で言うところの血液のようなものだといわれています。車は人間と違って自分で血液(オイル)を作ることが出来ません。
車の健康管理は各オーナーさんに委ねられています。いつまでも健康でとは言いませんが、自分が乗っている期間はトラブルなく走り続けられるよう、適度に気にしてあげてください。