おばあちゃんの話
8月15日
終戦記念日。
日本全国お盆の日
私は毎年母方のおばあちゃんの家に行き、
お墓参りをします。
そしておばあちゃんと話をして帰ります。
8月15日終戦記念日ということもあって、
おばあちゃんはよく戦争の時の話をしてくれます。
最近は私から戦争の話を振るのですが(笑)
おばあちゃんは本当によく戦争時の話を
憶えていて話してくれます。
空襲の話は毎回でてきます(笑)
でも今日は戦争が終わって、
武器を作っていた人が職を失って、
国鉄(今のJR)で働くようになった話をしてくれました。
大宮駅の東口周辺で闇市が
すぐに出来たことも言ってました。
当時は甘いものが何も無くて、
砂糖を自転車に乗って買いに行ったそうです。
その砂糖も本来病院で患者に
処方するものだったそうです。
私は病院で砂糖ということは、
糖尿病の人にかと聞いたら、
当時は極度に体力が衰えてる人に
砂糖を与えていたそうです。
今の日本ではまったく想像もつかない
話ばかりです。
あまりに現代とかけ離れていて、
リアリティをまったく感じられませんでした。
それでも大正生まれのおばあちゃんの
記憶は間違っていないようなので、
それはリアルに起こったことなんです。
今日本は戦争はありませんが、
毎年3万人の自殺者いるそうです。
戦争とは無縁なのに、
生きる気力を失って
自ら命をたってしまう。
いろんな問題があって、
いろんな悩みがあって、
想像つかない苦しみがあるんでしょう。
おばあちゃんも
日本が戦争に負けたとき、
実の兄にアメリカ軍に捕まりそうになったら、
「青酸カリを飲んで死ね」
と、言われたそうです。
笑って話していました。
65年経って、笑って話してました。
そんなおばあちゃんはとても強い。
青春時代を戦争でつぶされて、
怖い思いを散々してきたから、
少々の辛いことなんかヘッチャラです。(笑)
そんなおばあちゃんになることは出来ないけど、
そんなおばあちゃんの話を聞いて、
その当時の人たちの思いを感じて、
生きて行きたいと思った2010年のお盆でした。
超久しぶりのブログがこんなネタですいません。
ではまた!